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つぎたし25年
焼き鳥は、なんと言ってもタレが勝負です。
八兵衛のタレは、1983年の創業以来、つぎたしで作られています。火入れもしたことはありません。
火入れもしなくて大丈夫?と思われる方は結構いらっしゃると思いますが、タレは火入れをしなくても腐ることはありません。
それどころか、火入れをすることによって大切な生きた酵母を殺してしましまって、旨みが増して行かなくなります。
この事は意外と、飲食店の方々にも知られていないのですが、砂糖と動物性の脂が混ざった(正確にはその中のまた成分が化学反応した)時は、乳酸化と現象がおきて腐敗しなくなるのです。
そういうわけで、25年間火入れもせず味を保ってきています。
そして、八兵衛のタレは水あめを一切使っておりません。
コクのある甘みを瞬間的にだすには、水あめを使うのが一番手っ取り早い方法なのですが、それだと、肉の甘みが反対に負けてしまいます。
そこで、八兵衛では試行錯誤を重ねて、水あめを使わずに甘みを出す方法を考えつきました。
よく、ウナギや主人は火事の時はつぎたしだけは持って逃げると言いますが、八兵衛もまた同じです。
このタレが、八兵衛の味と言っても過言ではありませんから。